こんにちは、ご無沙汰してます焼き肉です。エレメンクリアしたので感想をば。
色んなキャラクターとキャラクターのそれぞれの物語が渦巻く作品でなんか、上手い事感想まとまらない&言いたいこと零れ落ちてるかもしれませんが、先に謝っておきます。
色んな個性的なキャラクターがいて、フォッグのパーティーメンバーなんかは中盤辺りまで名前もわかんないのにキチンと見分けついて混乱しないのも流石だと思ったんですが、やっぱりそんな中でも一番印象に残ったのは主人公のフォッグでしょうか。
自分でも作中でリーダーなんか向いてないって何度か言ってますけど、実際フォッグって気のいいちょっと不良っぽい兄貴って感じで、あんまり英雄気質でもないキャラですよね。善人で戦闘能力もあるけどそれがいい方向に行くとは限らず非常にぶきっちょな人です。死にかけたクロネッカーさんの自爆みたいな助け方見てても思いました。作中で何度か心ポッキリ行くたび見ていられない気持ちになりつつも、実際考えられる限り最悪の事態にぶち当たり過ぎで責める気にもなれず……。クロネッカーさんのところで復興作業手伝った後泥被って小悪党の真似して逃げるところがピッタリ来すぎて正直笑ったんですが、あれくらいのちょいワルいい人くらいが本来似合う人なんだろうなあって個人的には思います。一方でそんなぶきっちょさがクロネッカーさんの心を動かしたり、心折れる場面は彼にとってあまりに酷(こく)過ぎるだけで、決してへこたれない場面もいっぱいあったり、周りも自分もボロボロになりながら最後上手くまとめてしまったりと、フォッグは一番好きなキャラですが感想が全くまとまらないキャラだなあ……って書きながら思いました。自分や他人の尻ぬぐいに必死になるようなところがカッコいいけども損な性分でそんなところが愛しい。
一番安心して見ていられたキャラはアシュラだったり……。フォッグ達には申し訳ないんですけど。彼が暴れるシーンは悪いフラグクラッシャー感が半端なかったです。孤児院のみんな助ける辺りとか。全くもってブレないし。最終章でココに別れを告げる辺りは色々とずるいですね。まあちょっと彼は幸せになるにはあまりに残酷な面も大きいんですが。
アリスはアリスで好きなんですけど、サテンがちょっと色々ズルいというか……。自分がいなくなってしまう辺りで一人の女の子みたいに感情あらわにしちゃうのは切なすぎる。エピローグの本当に本当の別れのところであそこに透けた状態で立ってるのも儚い。そういう面はあったとしても二人の関係の一部分だとは思うんですが、ある意味アリス以上に両想いだったような気がします。
そしてラスボスの彼があまりに不器用過ぎて彼に関しては幸せになって欲しかったです……フォッグ以上に不器用なんじゃないかこの人……って思いつつ涙。
アリスは基本戦闘要員ではないけれど、序盤~終盤まで一人の女の子として役に立ってて上手い役割だなあと思いました。子どもと仲良くなったり子ども集めたり(笑)けが人の面倒見たり戦わずして活躍してましたね。最終章のアレも熱いけれど個人的には人質にならないよう飛び降りかますところが一番カッコよくて好きです。
終盤になるにつれて容赦ない展開に何も言えねえ……ってなる話でしたが、しらけない絶妙さで笑いが挿しこまれているのでそこは救いになっていたなと思います。気絶してる見張り調べると「君の犠牲は忘れないよ」とか出たりw地面掘り進めて目がまわったりwチェロの周りをずっとグルグル回るあの子とかw
サテンが地面掘り進めるシーンとか集団戦のシーンとか、キャラがひょいひょい動き回ってイベント見てるだけでも全然退屈しなかったです。一番好きなのはアリス抱えてフォッグがすごい大ジャンプ決めるとこですかね。うまく言えないけど一番ヒロインと主人公っぽいシーンと思うのは私だけでしょうか(笑)
感想がすでに滝のようになっちゃってる&やっぱり予告通り上手くまとまらないので、そろそろニワトリをげしげしして剥ぎながら退散するとします。あの世界の羊とニワトリは中身も名前もカッコいいですね。単身去っていくアリスを気づかって追いかけていくスティーブはマジで羊の中の羊(意味がわからない褒め方)だなと思います。
これだけの規模の作品をまとめるのはとても大変だったと思いますが、面白かったです。cocotoriさん、制作お疲れさまでした!