「オオカミガールと機械人形の嘘つきレクイエム」クリアしました!
タイトルで内容察せるような感じになってるんですけど、色々cocotori氏の過去作やってるからこそ初見騙されるようなところがあり……(テーマはともかく、読者への騙しがメインではないと思うんですが)
度々ガチっぽいことを言ったりするエイミさんと恵さんの絡みに笑いつつも、メインストーリーは色々と考えてしまう話でした。ウソは良いことか悪いことか? あの人のそばに最期までにエイミさんがいられなかったのはいいことだったのか悪い事だったのか? それらの作中での回答は物語という形で出ているとは思うんですけど、それとは別にどちらとも取れないような気もしました。
自分の元を離れることになったエイミさんへ対するサエコさんの助言と何気なく見守って来た恵とエイミさんのやり取りがつながる流れが沁みました。恵の作戦は失敗したけれど、二人のやってきたことは二人にとって必要な事だったんですね。結構な遠回りだよなあとも思いつつも。
サエコさんの死に際の話も印象的でした。(多分)恵が察した通りだったとしても(温かくも)壮絶ですね。やったことは逆の行動なんですけどある意味「生きる」ことへの彼女達の執着というか。そういうものを感じました。