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物部氏には 十種神宝と言われる 十種類の呪物が伝わっていました。これを ゆらゆら と振りますと、「死人も生き反らむ。」と言われる呪文が働くとされまう。石上神宮では、毎年、この呪文と唱えるお祭りが11月22日にあり、鎮魂祭といいます。暗闇の中で行われる神秘的なお祭りです。
畿内には饒速日尊を神として奉ずる政権が成立した思われます。初期の構成メンバーに、天道根、後期にはや長髄彦等がいました。
長髄彦は神武天皇に「昔、天神の御子が、天磐舟に乗って天降られました。櫛玉饒速日命といいます。私は饒速日命を君として仕えています。あなたも天神の子と名乗って、人の土地を奪おうとするのですか。あなたは偽物でしょう。」と。天皇は、「天神の子は沢山にる。饒速日命が天神の子ならば、必ず表(しるしの物)があるだろう。」長髄彦は饒速日命の天羽羽矢(蛇の呪力を負った矢)などを見せました。天皇はご覧になって、いつわりではない。次に天皇の天羽羽矢を長髄彦に見せました。その立派さに長髄彦はおそれいりました。
生駒市の長弓寺境内の真弓塚が天羽羽矢を埋めたとされています。 奈良県生駒市上町
饒速日命は天皇に帰順しました。
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