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イタドリを利用するオトシブミなど

 投稿者:  投稿日:2020年 7月 1日(水)01時38分54秒 KD106128013237.au-net.ne.jp
  オトシブミ
http://uralowl.my.coocan.jp/nature/insects/html/insect_otosibumi.html

■イタドリ
ルリオトシブミ 俵型揺籃で切り落とす
イタドリ、カエデ類、シデ類、ツタウルシ

カシルリオトシブミ 俵型揺籃で切り落とす
イタドリ、フジ、ニセアカシア、ケヤキ、カエデ類
https://www.youtube.com/watch?v=wWuFsa_gW9E

ヒゲナガオトシブミ 狭裁型揺籃で切り落とす
アブラチャン、クロモジ、イタドリ、リョウブ、コブシ、タツツバキ

セアカヒメオトシブミ 雑な狭裁型揺籃で切り落とさない
オノエヤナギ、オオイタドリ、ミズキ類、ブナ科、ツツジ科、マメ科


ドロハマキチョッキリ Byctiscus congener 複数の葉を巻く揺籃で切り落とさない
https://sigma-nature-vlog.blogspot.com/2016/07/blog-post_57.html
https://www.insects.jp/kon-tyokkiridorohamaki.htm
イタドリ、ヤマブドウ、サルナシ、マンサク、ドロノキ、コナラ、カエデ、ヤナギ、ポプラ

■ミズナラ
ゴマダラオトシブミ
https://www.insects.jp/kon-otosigomadara.htm
クリ、クヌギ、コナラ、ミズナラ、ブナなど
https://www.youtube.com/watch?v=JgUiLOeuCZo

オトシブミ(ナミオトシブミ)
https://www.insects.jp/kon-otosinami.htm
クリ、コナラ、ミズナラ、ケヤマハンノキ
https://www.youtube.com/watch?v=BvhbIuznAq4

■リョウブ
ウスアカオトシブミ 曲裁型揺籃で切り落とさない
ワラビ、ゼンマイ、ミズメ、リョウブ、マユミ、ナナカマド、ニシキウツギ

ヒゲナガオトシブミ 狭裁型揺籃で切り落とす
アブラチャン、クロモジ、イタドリ、リョウブ、コブシ、タツツバキ

オトシブミ科における植物加工行動の多様化と適応的意義
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/136466/1/ynink00403.pdf
論 文 内 容 の 要 旨
  白亜紀以降の被子植物の適応放散に呼応するように,植食性昆虫は摂食様式を多様化させたが,中でもとりわけ高度で多
様な植物加工行動を進化させたのがオトシブミ科である。オトシブミ科は,雌が産卵時に茎や葉の切断や葉巻き,葉巻きへ
の共棲菌の接種といった種特有の様々な加工を寄主植物に施し,幼虫は加工された植物片のみを食べて育つ。母親によるこ
うした植物加工行動の多様化過程と適応的意義を明らかにするために,オトシブミ科の様々な種の分子系統解析と生命表解
析,および植物加工の影響を評価する野外実験を行った。
第1章では,内在性植食性昆虫の食性の進化について概観し,オトシブミ科の植物加工行動が示す独自性を指摘した後, 加工行動の多様化についてこれまで研究されてきた知見を整理した。
第2章では,核遺伝子(28SリボソームDNA)とミトコンドリア遺伝子(Cytochrome oxidase subunitI)の塩基配列情 報を用いて,オトシブミ科61種についての分子系統解析を行った。得られた系統樹からは,(1)植物を切る行動はオトシブ ミ科の祖先で一回起源し,その後複数の分類群で失われ,(2)植物を切り落とす行動は複数の分類群で何度も独立に進化し,
(3)幼虫の食性は茎・葉柄食から潜葉性や種子食・葉巻食等へ進化し,(4)葉巻き行動は複数回起源したが,(5)葉を精巧 に折り巻く行動はオトシブミ亜科で一回だけ起源したことが強く示された。
第3章では,オトシブミ科の様々な分類群に属する20種について幼虫期の生命表を比較した。その結果,潜葉性の種では 葉を裁断したり切り落とすことで,何も加工しない種よりも幼虫期の寄生率が減少することがわかった。一方で,葉巻き行 動は卵と幼虫の生存率の向上に貢献していることが示された。また,オトシブミ科の主な死因は寄生者と捕食者によるもの であることが示された。
第4章では,加工様式の異なる20種のオトシブミ科を対象とし,寄生者群集の比較を行った。その結果,寄生者群集は母 親による植物加工様式や幼虫食性により大きく異なることが明らかとなった。幼虫が茎に潜孔する種では卵寄生も幼虫寄生 も受けなかったが,潜葉性の種では潜在的にヒメコバチ科による幼虫寄生率が高く,その高い寄生率を母親が葉を裁断する ことによって抑えており,葉を切り落とすことでその効果はさらに高められた。しかし一方で,母親が産卵時に植物を切る 行為は,タマゴコバチ科やホソハネコバチ科といった卵寄生蜂を誘引してしまう効果を持つことが示唆された。葉巻き行動 は主にヒメコバチ科による幼虫寄生とホソハネコバチ科による卵寄生の回避に効果的であった。チョッキリ亜科では密閉構 造の葉巻きの場合にはタマゴコバチ科による卵寄生も回避できたが,オトシブミ亜科では緻密な構造にかかわらず,それに 特殊化したタマゴコバチ科の卵寄生蜂による寄生を受けた。
第5章では,葉巻き作製行動に吊り下げ型と切り落とし型という種内二型を持つエゴツルクビオトシブミを用い,その二 型間で生存率,寄生率などの様々な比較を行った。その結果,本種の吊り下げ型と切り落とし型という2種類の葉巻き作製 行動を維持する選択圧として,2種のタマゴコバチ科卵寄生蜂による樹上と地表の葉巻きへの頻度依存的寄生が重要であることが示唆された。また,2種類の葉巻きは葉の堅さに応じて作り分けられていることが示唆された。続く第6章での野外実験により,2種類の葉巻きを葉の堅さに応じて作り分けることは捕食を軽減する効果もあることが示唆された。
第7章では,葉巻きに共棲菌を接種するハギルリオトシブミを用いた実験を行い,ハギルリオトシブミの幼虫の餌となる 葉巻きの栄養状態に共棲菌が与える影響を調べた。菌の果たす役割として他の菌一昆虫共生系から推測されるのは,菌によ るリグニンやセルロース等の難分解物質の分解機能であるが,ハギルリオトシブミの共棲菌は葉巻きの難分解物質の分解に ほとんど貢献しないことが明らかとなった。ハギルリオトシブミの共棲菌はPenicillium属の2種であることもわかり,菌 の接種は雑菌の制御など,餌の栄養価を高める以外の機能があることが示唆された。
終章の第8章では,オトシブミ科の植物加工行動の進化と多様化について総合考察を行った。まず,オトシブミ科の加工 行動の進化については,母親が植物を切断するという行動は寄主植物の防衛反応への対抗手段として起源したと考えられる ものの,「産卵部の切り落とし」や「葉巻き」そしてさらには「葉巻きの密閉化」は寄生蜂の攻撃からの回避と深い関わり を持つと考えられることを指摘した。すなわち,幼虫食性が茎食から葉食へ変化したことで幼虫寄生蜂の寄生圧が高まり,「葉を切り落とす」あるいは「葉を巻く」という行動が進化したことが示唆された。また,植物を切って産卵する行動は卵 寄生蜂を誘引する結果を招いており,一部の種ではこうした卵寄生蜂を回避するために「葉を巻く」,「葉巻きを密閉する」 という行動が進化したと示唆された。特にオトシブミ亜科では,寄主特異性の高いタマゴコバチ科Poropoea属の卵寄生蜂 との共進化によって加工行動がより複雑化していったと推測された。以上のように,オトシブミ科の高度で多様な植物加工 行動は,寄主植物の防衛反応と寄生蜂の攻撃という2つの問題に対する対抗手段として,それぞれの種が置かれた複雑な種 間関係の中で進化してきたと考えられる。
 

”葉に巻かれた菌”の由来 -カシルリオトシブミの共生菌-

 投稿者:  投稿日:2020年 6月30日(火)23時34分52秒 KD106128013237.au-net.ne.jp
  ”葉に巻かれた菌”の由来 -カシルリオトシブミの共生菌-
https://www.jstage.jst.go.jp/article/msj7abst/52/0/52_0_27/_article/-char/ja/
「菌昆」の生物学 - 虫とカビの相互作用 -
”葉に巻かれた菌”の由来 -カシルリオトシブミの共生菌-
*高部 直紀, 升屋 勇人, 梶村 恒

抄録
オトシブミ類は,植物の葉を裁断,巻き上げて幼虫の食料兼シェルター(揺籃)を作製し,その中に産卵する甲虫の一群である.このうちルリオトシブミ属(Euops)は,雌成虫の体内に菌類を保持,運搬するための器官(mycangia)が存在すること,産卵直後の揺籃にmycangia内の菌類と形態の類似した菌類が多く観察されることなどから,菌類と密接な関係にあると考えられている.しかし,実際に菌類を分離,同定した研究例はほとんど無く,共生菌類がどのような働きをしているのかについても未知の部分が多い.本講演では,イタドリ(Reynoutria japonica)を利用するカシルリオトシブミ(E. splendidus,以下,カシルリ)について,(1)主要な共生菌を明らかにするために,成虫および揺籃からの菌類の分離培養実験,(2)共生菌類による餌資源の質的改善の可能性を探るために,同所的にイタドリで繁殖する共生菌を持たないヒゲナガオトシブミ(Paratrachelophorus longicornis,以下,ヒゲナガ)に注目して,植物資源利用様式の種間比較調査,を行った結果を中心に紹介する.
(1)の実験によって,親成虫がmycangia内に保持している優占菌は,2種のPenicillium属菌のどちらか1種であることが判明した.また,同じ菌種が揺籃に定着し,新成虫のmycangia内にも獲得されていたことから,主要な共生菌であると考えられた.なお,分子系統解析の結果,分離された2種のPenicillium属菌は系統的に近縁ではなかった.(2)の調査では,揺籃作製に利用する葉の週齢を,葉の諸形質の経時変化とあわせて追跡した.その結果,カシルリはヒゲナガが利用している葉よりも新しく,水分や窒素分を多く含む葉を選んで利用していることが明らかとなった.また,ほぼ同じ週齢の葉で作製された揺籃を用いて,摂食量と成長量の関係を査定すると,カシルリはヒゲナガよりも食物利用効率が高いことが示唆された.共生菌の存在によって,揺籃の餌資源としての質が高まっているものと推察される.
 

貝の形のシミュレーション

 投稿者:  投稿日:2020年 6月26日(金)14時41分29秒 103.140.113.234
  白亜紀からの挑戦状
https://www.fbs-osaka-kondolabo.net/post/白亜紀からの挑戦状
抜粋

この成長角度(ひねり率=0)は、どうやってきめられるのだろう。単に、この生物はひねりを作れないだけかしれないが、そうでない可能性もある。もしかすると、オウムガイやアンモナイトの本体は自分の意思で成長角度を変えられるのかもしれない。本体が「同じ角度を向くように」と調節しながら殻を作っていっても、理論的には同じ巻き方になるのである。そんなばかな、とお思いだろうか。だが、例の異常巻きアンモナイトの形態は、本体が自分の意思で成長角度を変える、と仮定することで、見事に説明されるのである。

アンモナイトの本体は、オウムガイと同じようなイカのような形をしていたと考えられている。しかも、貝殻の隔壁も同じ様に存在する。つまり、隔壁内に蓄えた空気の浮力で、海中に浮いて生活していたと考えられる。当然、オウムガイの様に、顔は一定の角度で上を向くのが、生活には必須だろう。だから、ほとんどのアンモナイトが、オウムガイと同じように、きれいな平面螺旋の形をしているのは、非常に納得できる。

だが、平面らせん(ひねり率=0)の成長で、顔の向きを一定にできるのは、初期条件もきれいにバランスを保った平面らせんである場合だけだ。言い換えると、最初から重心がずれていたりする場合、ひねりを調節しないと顔は一定の向きを保てない。岡本氏は、側面に牡蠣がくっつき、重心のバランスが左右で崩れたアンモナイトの化石を発見した。その化石のアンモナイトの巻き方は、興味深いことに完全な平面巻きで無く、ひねりが加わることで、全体のバランスを調節し、顔が正常な向きを向くようになっていた。岡本氏は、この事実から、アンモナイトが顔の向きを自力で調節できたと推定した。

牡蠣がくっついた、というようなアクシデントではなく、成長段階によって生活相が異なる場合、例えば、初期は底棲生活で、後に海中を浮揚するような場合、それぞれ最適な巻き方が異なる。もし、初期段階で平面巻き(ひねり率=0)以外の巻き方を採用していた場合、途中から水中に浮き、顔の向きを一定に保とうとすると、どうしてもひねりを加えねばならず、結果として不可思議な巻き方にならざるを得ない。

例えば下図のユーボストリコセラスの場合、殻は最初まっすぐだが、途中から逆行するように巻きあがり、さらに巻きあがる方向が逆転する、と言うように、一見理解不能の巻き方を見せる。しかし、成長の初期を海底に横たわって過ごし、その後中層を泳ぐ、と言う生活を想定すると、この巻き方が必然になってしまうのである。

本多久夫 編『生物の形づくりの数理と物理』共立出版
(2000):第2 章-3(岡本 隆 著)より改変

まず、このアンモナイトも、餌をとるなどの行動をするには、顔(開口部)が横を向いている必要があると仮定しよう。成長の初期には、海底に横たわっているとすると、明らかにまっすぐ伸びるのが一番楽そうだ。当然、顔は水平に向いた形で保たれる。しかし、成長が進むと、殻の先端部分に空気が貯まる。それは次第に浮力を生んで、アンモナイトが、下向きに海中に浮いたような格好になる。これだと、顔が下を向くので都合が悪い。本体は一生懸命斜め上方向を向こうとし、その方向に殻は曲がる。しかし、一度曲げただけでは、それにより重心の移動が起きてまた下を向いてしまうので、貝が上50度を保とうとしたら、今まで成長してきた方向の逆に巻きあがらないといけないのだ。本当にご苦労なことだが、まだ終わりではない。貝が巻きあがるにつれて、浮力の中心が今度は下に移動する。ある点を超えれば、今度はまたひっくり返ってしまうのだ。それにも対応して上50度を保とうとして成長すると、ユーボストリコセラスの巻き方になるのである。

さて、ヘンテコ巻きアンモナイトの王さま、ニッポニテスの場合はどうか?ニッポニテスの場合、拡大率、曲げ率はあまり変化せず、ひねり率だけが、デジタル的に、ひねり無し>右ひねり>ひねり無し>左ひねり>ひねり無し>>>と変化する。つまり、成長には3種類のモードがありそれを入れ替えることであのへんてこりんな巻き方ができているらしいのだ。


本多久夫 編『生物の形づくりの数理と物理』共立出版(2000):第
  2 章-3(岡本 隆 著)より改変.

上図は岡本氏が、浮力と重心の関係から算出した、成長段階と開口部の角度(水平が0度)の関係である。横軸がアンモナイトの成長の段階、縦軸が開口部の角度を表す。成長モードが変化する時点が○で示されている。

このグラフから、アンモナイトは最初ひねり無しで成長し、その間、次第に開口部が上を向いていくのが解る。開口部の角度が上向き40度を超えたとき、ひねり無しから、ひねり+にスイッチ。そうすると、開口部の向きはだんだん下向きになってくるが、今度は下向き10度に達したときに、再びひねり無しにスイッチするのだ。再び開口部は上向きに移行し、40度を超えると今度はひねりーにスイッチする。

つまり、ニッポニテスは一度成長モードを決めたら、下向き10度と上向き40度の間では、満足しており、その成長モードを維持するのだ。上向き40度を超えるか、下向き10度以下になると、こりゃあなんとかせにゃあ、とばかりに、成長モードをスイッチするのだ。それを続けると、あの奇妙な形が出来上がる。この上限と下限の値を変えることでいろいろな異常巻きの形が作れるが、実際にそれらに対応する種の化石が存在するのである。お見事!!


Shigeru Kondo
@turingpattern
お待たせしました。究極の異常巻きアンモナイト「ニッポニテス」が作れるソフトです。ブラウザで動きます。
ソフトのURLはこちら
Shell Shape Generator
http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/labs/skondo/simulators/shell/nipponites.html

解説記事はこちら
https://www.fbs-osaka-kondolabo.net/post/白亜紀からの挑戦状



中島保寿(東京都市大学・古生物学研究室)@japanfossil
https://twitter.com/japanfossil/status/1276358691608907777
早速、ニッポニテスが巻いていく様子を動画にしてみました。

Shell Shape Generator
http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/labs/skondo/simulators/shell/nipponites.html
 

サンカヨウは、雨に濡れると花びらが白から透明になる

 投稿者:  投稿日:2020年 6月26日(金)00時00分27秒 KD106128013237.au-net.ne.jp
編集済
  先日のテレビ朝日「グッド!モーニング」で問い合わせのあった
<サンカヨウの花が雨に濡れると、なぜ花びらが透明になるのか?>
の解答をこちらでも紹介します。
1.花びらの透明化は話題に上りにくいけれど、意外とある。
2.そもそも白い花はなぜ白いか
3.花びらの中の空気が抜けるのはなぜ

1.まず、花弁の透明化自体はそんなにめずらしい現象ではありません。 あまり目立たなかったりで見過ごされがちなんですが、サンカヨウの場合は可憐な花とシチュエーション(雨の日でも花好きが割と頻繁に通りかかる)のおかげで話題になりやすいといえるかもしれません。

花弁の透明化は、主に加齢による自己消化(花びらが萎れていく過程で起こる)が原因です。 自己消化によって花びらの細胞が壊れ始めると、雨水がしみ込みやすくなって、透明化が促進されます。 他の花での例では、スイセンやチューリップ、ハナニラ、アサガオなど、ハラハラ散りにくい花で観察されます。

透明化の例
萎れかかりのスイセン
https://www.istockphoto.com/jp/ストックフォト/手女性で白い水仙の2つの枯れた花雲と劇的な夕方の夕焼け空-gm1151360539-312012142
萎れたチューリップとスイセン
https://www.istockphoto.com/jp/ストックフォト/色あせた春の花チューリップ白い水仙の花束が干上がった-gm1151329214-311989295
透明化が始まったアサガオ
http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/d0c12a979fb8a5bae877482e15935c9c/1348050780
萎れ初めのハナニラ
https://static.mercdn.net/item/detail/orig/photos/m79203695488_2.jpg?1551093853

萎れかかりの状態で雨に濡れると花びらが透明化が進みますが、花の形が崩れやすかったり季節がら目に止める人も少なかったりで、サンカヨウほどには注目される機会に恵まれていません。

2.そもそも白い花はなぜ白いか?
白い花びらというのは、他の色の花と違って色素がある(赤や青はアントシアン系色素、黄色やオレンジはフラボンやカロチン系色素による)わけではありません。
花びらの白い色は細胞の間の細かい隙間(海綿状組織)に入り込んでいる空気(気泡)が光を乱反射するためです。

気泡が抜けてしまったり水が入り込んだりすると、透明化します。
白い花はなぜ白い -花の白の面白さ-
http://www.art-express.co.jp/column/column/09.4column.html

3.花びらの中の空気が抜けるのはなぜ? 老化で始まる自己消化が原因です。 細胞の中の酵素が細胞壁などを壊していくので、表皮組織の防水効果も弱まるし海綿状組織がつぶれて細胞の間の空気も抜け、透明化が始まりやすくなります。
細胞の時限爆弾
https://jspp.org/hiroba/essay/sato.html

植物の葉や茎、花びらなどの表面はワックスの一種で出来たクチクラ[cuticula]と呼ばれる透明で水を通さない層でコーティングされています。
萎れ初めの花びらは自己消化で細胞が壊れ始め、死んだ気孔やひび割れたクチクラから雨水が入りやすくなります。
https://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/1-4.html

花びらが萎れ始めると、気孔の開閉機能が失われて外からの雨水の侵入を防げなくなります。
テッポウユリの花被の気孔と蒸散
第59回入賞作品 小学校の部 オリンパス特別賞
https://www.shizecon.net/award/detail.html?id=534

<テッポウユリの場合、外花被、内花被ともに最も気孔が多いのは外花被の裏側中肋の部分>とのことですが、サンカヨウの場合は花弁の縁辺りに気孔が分布しているんでしょうね、その辺りから維管束を伝って雨水の浸入の様子がうかがえます。
https://www.shizecon.net/award/detail.html?id=534
 

ヨーグルト測定結果一覧表

 投稿者:  投稿日:2020年 6月25日(木)23時52分8秒 KD106128000079.au-net.ne.jp
  ヨーグルト測定結果一覧表を作成しました。(2020年4~6月)
今年4月~6月に市販されたヨーグルトについて測定を行いました。以下は、測定結果のまとめです。

表示の単位は、mBq/kgです。
https://www.sy-sokutei.info/wp/8426/
 

島根、サンショウウオの「理想郷」? 新種つぎつぎ発見

 投稿者:  投稿日:2020年 6月23日(火)14時17分47秒 103.140.113.243
  島根、サンショウウオの「理想郷」? 新種つぎつぎ発見
https://news.yahoo.co.jp/articles/7bf7dedb0814746daf4da2e08d9ca5666f2e9d08
 水たまりを繁殖域とするサンショウウオの新種の発見が相次いでいる。約40年にわたる研究成果がまとまり、新たに7新種が確認され、44種になった。別の研究者が新種の可能性のある1種も見つけた。そのうち5種が島根県に集中した。冬季の湿潤な気候などがサンショウウオにとって条件がいいとみられている。

 サンインサンショウウオ、イワミサンショウウオ、ヒバサンショウウオ、アブサンショウウオ――。動物系統分類学を専門とする京都大の松井正文名誉教授や西川完途准教授らの研究グループが、島根県内で見つけた4新種だ。生息する地域名などから新しく名付けた。このほかに県外で三つの新種も見つけた。西日本にいる水たまりで繁殖する止水性を対象とした今回の調査は、1970年代から2019年2月まで約40年にわたって続いた。

 西川准教授によると、これまで島根県にはカスミサンショウウオの1種のみがいると見られていたが、詳細にDNAなどを調べた結果、新種が分かったという。西川准教授は「サンショウウオは種ごとの見た目の違いが分かりにくく、同じ種でも個体ごとにかなり変異が見られる。だから別種であることが分からなかったのだろう」と話す。

徳田龍弘(ばいかだ)@baikada
https://twitter.com/baikada/status/1275056857950781442
島根、サンショウウオの「理想郷」? 新種つぎつぎ発見 https://news.yahoo.co.jp/articles/7bf7dedb0814746daf4da2e08d9ca5666f2e9d08… カスミ1種が8種になったことで、島根は5種にもなったんだね。それぞれが生きていける環境があることや、種が分化するほどの環境の分断が何箇所もあるというのは、興味深い。

写真はサンインサンショウウオ
 

WOLFGANG HUTTER

 投稿者:  投稿日:2020年 6月16日(火)00時18分20秒 KD106128011127.au-net.ne.jp
  WOLFGANG HUTTERの凄まじさってのは、現物を見ないと伝わらないのがめっちゃ残念。
無限遠と至近距離が錯綜してるというか同居してる。絵の前に立つと、そのとんでもない奥行きに足がすくむ。
裸眼で立体視出来る様に線を描き込んでるんだけど、その仕組みが判らない。https://skysnail.livejournal.com/594703.html?thread=6611727

ヴォルフガング・フッター
ウイーン幻想派の画家
チャンスがあったら、ぜひ実物を見て欲しい絵です。
ほんとにもう、このあり得ない奥行き感は、いったいどういう仕組みで描かれてるんだか。
http://s1nakagiri.blogspot.com/2014/10/2-wikipedia-wolfgang-hutter-mosaik.html
 

ARIK BRAUER

 投稿者:  投稿日:2020年 6月 3日(水)04時41分26秒 103.140.113.230
編集済
  ARIK BRAUER Gesamt.Kunst.Werk
https://www.youtube.com/watch?v=rr0IPOpmsk0

Arik Brauer malt ... Die Schöpfung - Dritter Tag / Creation - Third Day, 7. Dezember 2014
https://www.youtube.com/watch?v=CUNnF_WMEjM&feature=youtu.be

Arik Brauer - Die wilde Sau geht um
https://www.youtube.com/watch?v=LvTfkO5-XhM

theartVIEw - ARIK BRAUER at LEOPOLD MUSEUM
https://www.youtube.com/watch?v=4a2rapQFR1Q

Arik Brauer Kunstsammlung
https://www.youtube.com/watch?v=uc4ZMVuMAXQ
 

ツユクサ科帰化植物比較

 投稿者:  投稿日:2020年 5月29日(金)08時59分51秒 103.140.113.230
編集済
  ミドリハカタカラクサ、ノハカタカラクサ、オオトキワツユクサ

ツユクサ科帰化植物比較

■ミドリハカタカラクサ
別名:ノハカタカラクサ、トキワツユクサ
Tradescantia fluminensis
Tradescantia fluminensis Vell. 'Viridis'
Tradescantia albiflora

ノハカタカラクサは別名トキワツユクサともいわれる。観賞用に昭和初期に白色の縦縞斑入りのシロフハカタカラクサTradescantia fluminensis 'Variegata' が輸入され、これの白斑が消えた緑色戻りが野生化したとされている。
野生化の初期の頃は茎や花柄、葉裏などが紫色を帯び、結実するものであった(狭義のノハカタカラクサ)。

最近、よく見られるものは全体に緑色で、全体に大きく、結実しないものである。この2タイプのうち、緑色で結実しないタイプをミドリハカタカラクサと呼び、分けるようになってきた。学名はTradescantia fluminensis Vell. 'Viridis' =Tradescantia viridis hort ex Gentil が採用されている。
広義にはミドリハカタカラクサを含めてノハカタカラクサという。

オオトキワツユクサはシラフツユクサTradescantia fluminensis 'Albovittata' の緑戻りであり、全体に緑色で葉の大きいものである。Tradescantia albifloraとして別種に分類されていたこともあるが、現在はTradescantia fluminensisに含まれている。ただし、狭義に別種として分類していることもある。

ブライダルベールGibasis pellucidaは葉の幅が細く、花がまばらな花序につき、花弁が長さ3~4㎜と小さく、花弁が円形に近い。

類似種の比較に詳しい。
http://mikawanoyasou.org/data/midorihakatakarakusa.htm


■ノハカタカラクサ
別名:トキワツユクサ、ミドリハカタカラクサ
Tradescantia fluminensis
Tradescantia albiflora

①狭義のノハカタカラクサ:小形のものは原種に近いものと推定され、多数の結実が見られる。全体にやや小形で、茎や葉柄が赤紫色を帯びる。②ミドリハカタカラクサ:大形の緑色のものはほとんど結実しないが、少しだけ果実が見られ、種子もできているのではないかと推定される。花は小形のものの約2倍の大きさがある。

シロフハカタカラクサ'Variegata'は不規則な白色の縦縞班入り、過去にはTradescantia albiflora の白色縞斑入り品種とされていた。これらの斑入り品種が緑色に戻り、野生化して侵略的な害草となっていると推定されている。
日本では全体がほとんど緑色で、種子ができないものと、茎や花柄、葉裏などが紫色を帯びるものの2タイプがあり、これらをノハカタカラクサ(トキワツユクサ)と呼んでいる。
最近、全体が緑色のものをミドリハカタカラクサと呼び、紫色を帯び結実するものを狭義のノハカタカラクサとすることも多くなってきた。オオトキワツユクサは日本では別種としていることが多いが、同種として扱うことが普通である。中国やロシアなどでも両タイプがある。

ノハカタカラクサとミドリハカタカラクサの詳しい比較。
花の大きさの比較写真が判りやすい。
http://mikawanoyasou.org/data/nohakatakarakusa.htm


■オオトキワツユクサ
シラフツユクサの緑戻り
Tradescantia fluminensis 'Albovittata'
Tradescantia albiflora

Tradescantia albifloraはTradescantia fluminensisの同義語とし、現在では使わなくなってきている。日本では栽培種のシラフツユクサの白斑の消えた、緑戻りをオオトキワツユクサとし、学名をTradescantia albifloraとしている。シラフツユクサの学名はTradescantia fluminensis 'Albovittata' であるが、従来どおりの見解ではTradescantia albiflora 'Albovittata'である。シラフツユクサはTradescantia fluminensis とTradescantia crassula とのハイブリッドとも考えられている。
http://mikawanoyasou.org/data/ootokiwatuyukusa.htm


■Tradescantia albiflora Albovittata 斑入り品種の写真
https://www.cfgphoto.com/photo-74359.htm

■ブライダルベール
Gibasis pellucidia
花弁が長さ3~4㎜と小さく、花弁が円形に近い。
http://www.yasashi.info/hu_00026.htm

■トキワツユクサ Tradescantia flumiensis
別名:ノハカタカラクサ
シロフハカタカラクサ(白斑葉博多唐草)「ラデスカンチア・フルミネンシス‘ヴァリエガタ’(Tradescantia fluminensis 'Variegata')」 が野生化し斑が消えたとされます。
https://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-tokiwa-tsuyukusa_large.html

https://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_1445.htm


https://twitter.com/BiotopeGarden/status/1266186992410214402
ブライダルベール風ツユクサ科帰化植物比較 ぐちゃぐちゃなので、連続ツイートに。 ■ミドリハカタカラクサ 別名:ノハカタカラクサ、トキワツユクサ ■ノハカタカラクサ 別名:トキワツユクサ、ミドリハカタカラクサ ■オオトキワツユクサ シラフツユクサの緑戻り http://mikawanoyasou.org

https://twitter.com/BiotopeGarden/status/1266192557874147328
■ミドリハカタカラクサ 別名:ノハカタカラクサ、トキワツユクサ Tradescantia fluminensis Tradescantia fluminensis Vell. 'Viridis' Tradescantia albiflora シロフハカタカラクサTradescantia fluminensis 'Variegata' が輸入され、白斑が消えた緑色戻りが野生化。 http://mikawanoyasou.org/data/midorihak

https://twitter.com/BiotopeGarden/status/1266193041703841793
野生化の初期の頃は茎や花柄、葉裏などが紫色を帯び、結実するものであった(狭義のノハカタカラクサ)。 全体に緑色で全体に大きく結実しないタイプはミドリハカタカラクサ Tradescantia fluminensis 'Viridis' =Tradescantia viridis が採用されている。 広義にはこれを含めてノハカタカラクサ。

https://twitter.com/BiotopeGarden/status/1266193300555304961
■オオトキワツユクサ シラフツユクサの緑戻り Tradescantia fluminensis 'Albovittata' Tradescantia albiflora シラフツユクサはTradescantia fluminensis とTradescantia crassula とのハイブリッドとも考えられている。 http://mikawanoyasou.org/data/ootokiwatuyukusa.htm
斑入り品種の写真 https://cfgphoto.com/photo-74359.htm

 

ハト避けカラス避け

 投稿者:  投稿日:2020年 5月23日(土)00時36分37秒 103.140.113.230
  ITK@itokei110
https://twitter.com/itokei110/status/1261192809056366594
バードセイバーって、窓ガラスに野鳥が衝突するのを防ぐためのアイテムですが
私が使っているのは車のスモーク用のシートです。
窓ガラスに糊残りが少ない、貼り直しができる(モノによる)切り貼りしやすい、紫外線に強い。

カーテンやブラインドを使うことで写り込みは相当なくなるので、それで十分ですがそれらが出来ない、ストライクの多い場所などの場合、スモーク用シートを使うのは結構楽だったりします。
形はご自由にですが、普通にサシバの写真から切り抜きしました。

カタチとして商品で売ってるバードセイバーはデザイン的にあれだなーとか、糊が残ってベトベトになりうるとか、その辺はスモーク用シートは回避できます。
参考までに(˘ω˘)
 

Rebecca Clarke

 投稿者:  投稿日:2020年 5月10日(日)04時47分31秒 103.140.113.235
編集済
  Rebecca Clarke: Morpheus | Jeremy Berry, viola & Michael Refvem, piano
https://www.youtube.com/watch?v=1_vZKrEOLYE

Rebecca Clarke: Passacaglia on an Old English Tune | Amber Archibald, viola & Jamie Namkung, piano
https://www.youtube.com/watch?v=x0oc6y1H6O8

Rebecca Clarke (1886-1979) -- Prelude, Allegro and Pastorale (1941)
https://www.youtube.com/watch?v=T6TUABU51JA

Rebecca Clarke: Lullaby Philip Dukes
https://www.youtube.com/watch?v=GR_-nx6Apdg

Lullaby on an Ancient Irish Tune
https://www.youtube.com/watch?v=kPsUquFozNU

Rebecca Clarke "Epilogue"
https://www.youtube.com/watch?v=t_obkIudReA

Ave Maria - Rebecca Clarke
https://www.youtube.com/watch?v=IfzbaQPSFkk

Rebecca Clarke - Dumka | dePasquale | Appel | Wolfram | Colorado College Music Festival
https://www.youtube.com/watch?v=PCusLa4lWIA

Clarke | Sonata for Viola and Piano
https://www.youtube.com/watch?v=QMK2IG8FvvE

June Twilight
https://www.youtube.com/watch?v=oajJJmBk_Gc
 

『月刊日本』にロングインタビューが掲載された。「コロナ後の世界」について。

 投稿者:  投稿日:2020年 5月10日(日)00時54分40秒 103.140.113.235
  コロナ後の世界
内田樹の研究室
2020-04-22 mercredi
『月刊日本』にロングインタビューが掲載された。「コロナ後の世界」について。
http://blog.tatsuru.com/2020/04/22_1114.html

■「独裁か、民主主義か」という歴史的分岐点
―― 世界中がコロナ危機の対応に追われています。しかしたとえコロナが収束しても、もはや「元の世界」には戻らないと思います。内田さんはコロナ危機にどんな問題意識を持っていますか。

内田 新型コロナウイルス禍は、これからの世界のあり方を一変させると思います。「コロナ以前」と「コロナ以後」では世界の政治体制や経済体制は別のものになるでしょう。
 最も危惧しているのは、「新型コロナウイルスが民主主義を殺すかもしれない」ということです。こういう危機に際しては民主国家よりも独裁国家の方が適切に対処できるのではないか・・・と人々が思い始めるリスクがある。今回は中国が都市閉鎖や「一夜城」的な病院建設や医療資源の集中という、民主国家ではまず実施できない政策を強権的に下して、結果的に感染の抑制に成功しました。逆に、アメリカはトランプ大統領が秋の大統領選での再選という自己都合を優先させて、感染当初は「まったく問題ない」と言い張って初動に大きく後れを取り、感染が広がり出してからは有権者受けを狙った政策を連発しました。科学的で巨視的な対策を採れなかった。
 この差は、コロナ禍が終息した後の「アメリカの相対的な国威の低下」と「中国の相対的な国威の向上」として帰結すると予測されます。パンデミックを契機に、国際社会における米中のプレゼンスが逆転する。
 中国は新型コロナウイルスの発生源になり、初期段階では情報隠蔽や責任回避など、非民主的体制の脆さを露呈しましたが、党中央が仕切るようになってからは、強権的な手法で一気に感染拡大を抑え込んだ。それだけではなくて、中国は他国の支援に乗り出した。中国はマスクや検査キットや人工呼吸器や防護服などの医療資源の生産拠点です。どの国も喉から手が出るほど欲しがっているものを国内で潤沢に生産できる。このアドバンテージを利用して、習近平は医療支援する側に回った。
 イタリアは3月初旬に医療崩壊の危機に瀕しました。支援を要請しましたがEUの他のメンバーは反応してくれなかった。中国だけが支援を申し出た。人工呼吸器、マスク、防護服を送りました。これでイタリア国民の対中国評価は一気に上がった。知り合いのイタリア人も「いま頼りになるのは中国だけだ」と言っていました。
 もちろん中国も国益優先です。でも、トランプは秋の大統領選までのことしか考えていないけれど、習近平はこれから5年先10年先の地政学的地位を見越して行動している。短期的には「持ち出し」でも、長期的にはこの出費は回収できると見越して支援に動いた。この視野の広さの差がはっきりした。コロナ禍への対応を通じて、中国は国際社会を支える能力も意志もあることを明示し、アメリカは国際社会のリーダーシップを事実上放棄した。コロナ禍との戦いはこれから後も場合によっては1年以上続くかも知れませんが、アメリカがどこかで軌道修正をしないと、これ以後の国際協力体制は中国が指導することになりかねない。

―― 今回、中国の成功と米国の失敗が明らかになった。それが「コロナ以後」の政治体制にもつながってくるわけですね。

内田 そうです。今後、コロナ禍が終息して、危機を総括する段階になったところで、「米中の明暗を分けたのは政治システムの違いではないか」という議論が出て来るはずです。
 米中の政治システムを比較してみると、まず中国は一党独裁で、血みどろの権力闘争に勝ち残った人間がトップになる。実力主義の競争ですから、無能な人間がトップになることはまずない。それに対してアメリカの有権者は必ずしも有能な統治者を求めていない。アレクシス・ド・トクヴィルが洞察した通り、アメリカの有権者は自分たちと知性・徳性において同程度の人間に親近感を覚える。だからトランプのような愚鈍で徳性に欠けた人間が大統領に選ばれるリスクがある。トクヴィルの訪米の時のアメリカ大統領はアンドリュー・ジャクソンでインディアンの虐殺以外に見るべき功績のない凡庸な軍人でしたが、アメリカの有権者は彼を二度大統領に選びました。さいわいなことに、これが中国だったら致命的なことになりますが、アメリカは連邦制と三権分立がしっかり機能しているので、どれほど愚鈍な大統領でも、統治機構に致命的な傷を与えることはできない。
 少なくとも現時点では、アメリカン・デモクラシーよりも、中国的独裁制の方が成功しているように見える。欧州や日本でも、コロナに懲りて、「民主制を制限すべきだ」と言い出す人が必ず出てきます。
 中国はすでに顔認証システムなど網羅的な国民監視システムを開発して、これをアフリカやシンガポールや中南米の独裁国家に輸出しています。国民を監視・管理するシステムにおいて、中国はすでに世界一です。そういう抑圧的な統治機構に親近感を感じる人は自民党にもいますから、彼らは遠からず「中国に学べ」と言い始めるでしょう。

■なぜ安倍政権には危機管理能力がなかったのか
―― そのような大勢のなかで日本の状況はどう見るべきですか。

内田 日本はパンデミックの対応にははっきり失敗したと言ってよいと思います。それがどれくらいの規模の失敗であるかは、最終的な感染者・死者数が確定するまでは言えませんが、やり方を間違えていなければ、死者数ははるかに少なく済んだということになるはずです。
 東アジアでは、ほぼ同時に、中国、台湾、韓国、日本の4か国がコロナ問題に取り組みました。中国はほぼ感染を抑え込みました。台湾と韓国は初動の動きが鮮やかで、すでにピークアウトしました。その中で、日本だけが、感染が広まる前の段階で中国韓国やヨーロッパの情報が入っているというアドバンテージがありながら、検査体制も治療体制も整備しないで、無為のうちに二カ月を空費した。準備の時間的余裕がありながら、それをまったく活用しないまま感染拡大を迎えてしまった。

―― なぜ日本は失敗したのですか。

内田 為政者が無能だったということに尽きます。それは総理会見を見れば一目瞭然です。これだけ危機的状況にあるなかで、安倍首相は官僚の書いた作文を読み上げることしかできない。自分の言葉で、現状を説明し、方針を語り、国民に協力を求めるということができない。
 ドイツのメルケル首相やイギリスのボリス・ジョンソン首相やニューヨークのアンドリュー・クオモ州知事はまことに説得力のあるメッセージを発信しました。それには比すべくもない。
 安倍首相は国会質疑でも、記者会見でも、問いに誠実に回答するということをこれまでしないで来ました。平気で嘘をつき、話をごまかし、平気で食言してきた。一言をこれほど軽んじた政治家を私はこれまで見たことがありません。国難的な状況では決して舵取りを委ねてはならない政治家に私たちは舵取りを委ねてしまった。それがどれほど日本に大きなダメージを与えることになっても、それはこのような人物を7年間も政権の座にとどめておいたわれわれの責任です。
 感染症対策として、やるべきことは一つしかありません。他国の成功例を模倣し、失敗例を回避する、これだけです。日本は感染拡大までタイムラグがありましたから、中国や台湾、韓国の前例に学ぶ時間的余裕はあったんです。しかし、政府はそれをしなかった。
 一つには、東京オリンピックを予定通り開催したいという願望に取り憑かれていたからです。そのために「日本では感染は広がっていない。防疫体制も完璧で、すべてはアンダーコントロールだ」と言い続ける必要があった。だから、検査もしなかったし、感染拡大に備えた医療資源の確保も病床の増設もしなかった。最悪の事態に備えてしまうと最悪の事態を招待するかも知れないから、何もしないことによって最悪の事態の到来を防ごうとしたのです。これは日本人に固有な民族誌的奇習です。気持ちはわからないでもありませんが、そういう呪術的な思考をする人間が近代国家の危機管理に当るべきではない。
 先行する成功事例を学ばなかったもう一つの理由は安倍政権が「イデオロギー政権」だからです。政策の適否よりもイデオロギーへの忠誠心の方を優先させた。だから、たとえ有効であることがわかっていても、中国や韓国や台湾の成功例は模倣したくない。野党も次々と対案を出していますが、それも採用しない。それは成功事例や対案の「内容」とは関係がないのです。「誰」が出した案であるかが問題なのです。ふだん敵視し、見下しているものたちのやることは絶対に模倣しない。国民の生命よりも自分のイデオロギーの無謬性方が優先するのです。こんな馬鹿げた理由で感染拡大を座視した国は世界のどこにもありません。
 安倍政権においては、主観的願望が客観的情勢判断を代行する。「そうであって欲しい」という祈願が自動的に「そうである」という事実として物質化する。安倍首相個人においては、それは日常的な現実なんだと思います。森友・加計・桜を見る会と、どの事案でも、首相が「そんなものはない」と宣告した公文書はいつのまにか消滅するし、首相が「知らない」と誓言したことについては関係者全員が記憶を失う。たぶんその全能感に慣れ切ってしまったのでしょう、「感染は拡大しない。すぐに終息する」と自分が言いさえすれば、それがそのまま現実になると半ば信じてしまった。
 リスクヘッジというのは「丁と半の両方の目に張る」ということです。両方に張るわけですから、片方は外れる。リスクヘッジでは、「準備したけれど、使わなかった資源」が必ず無駄になります。「準備したが使用しなかった資源」のことを経済学では「スラック(余裕、遊び)」と呼びます。スラックのあるシステムは危機耐性が強い。スラックのないシステムは弱い。
 東京五輪については「予定通りに開催される準備」と「五輪が中止されるほどのパンデミックに備えた防疫対策の準備」の二つを同時並行的に行うというのが常識的なリスクヘッジです。五輪準備と防疫体制のいずれかが「スラック」になる。でも、どちらに転んでも対応できた。
 しかし、安倍政権は「五輪開催」の一点張りに賭けた。それを誰も止めなかった。それは今の日本の政治家や官僚の中にリスクヘッジというアイディアを理解している人間がほとんどいないということです。久しく費用対効果だとか「ジャストインタイム」だとか「在庫ゼロ」だとかいうことばかり言ってきたせいで、「危機に備えるためには、スラックが要る」ということの意味がもう理解できなくなった。
 感染症の場合、専門的な医療器具や病床は、パンデミックが起きないときにはほとんど使い道がありません。だから、「医療資源の効率的な活用」とか「病床稼働率の向上」とかいうことを医療の最優先課題だと思っている政治家や役人は感染症用の医療準備を無駄だと思って、カットします。そして、何年かに一度パンデミックが起きて、ばたばた人が死ぬのを見て、「どうして備えがないんだ?」とびっくりする。

■コロナ危機で中産階級が没落する
―― 日本が失敗したからこそ、独裁化の流れが生まれてくる。どういうことですか。

内田 日本はコロナ対応に失敗しましたが、これはもう起きてしまったことなので、取り返しがつかない。われわれに出来るのは、これからその失敗をどう総括し、どこを補正するかということです。本来なら「愚かな為政者を選んだせいで失敗した。これからはもっと賢い為政者を選びましょう」という簡単な話です。でも、そうはゆかない。
 コロナ終息後、自民党は「憲法のせいで必要な施策が実行できなかった」と総括すると思います。必ずそうします。「コロナ対応に失敗したのは、国民の基本的人権に配慮し過ぎたせいだ」と言って、自分たちの失敗の責任を憲法の瑕疵に転嫁しようとする。右派論壇からは、改憲して非常事態条項を新設せよとか、教育制度を変えて滅私奉公の愛国精神を涵養せよとか言い出す連中が湧いて出て来るでしょう。
 コロナ後には「すべて憲法のせい」「民主制は非効率だ」という言説が必ず湧き出てきます。これとどう立ち向かうか、それがコロナ後の最優先課題だと思います。心あるメディアは今こそ民主主義を守り、言論の自由を守るための論陣を張るべきだと思います。そうしないと、『月刊日本』なんかすぐに発禁ですよ。

―― 安倍政権はコロナ対策だけでなく、国民生活を守る経済政策にも失敗しています。

内田 コロナ禍がもたらした最大の社会的影響は「中間層の没落」が決定づけられたということでしょう。民主主義の土台になるのは「分厚い中産階級」です。しかし、新自由主義的な経済政策によって、世界的に階級の二極化が進み、中産階級がどんどん痩せ細って、貧困化している。
 コロナ禍のもたらす消費の冷え込みで、基礎体力のある大企業は何とか生き残れても、中小企業や自営業の多くは倒産や廃業に追い込まれるでしょう。ささやかながら自立した資本家であった市民たちが、労働以外に売るものを持たない無産階級に没落する。このままゆくと、日本社会は「一握りの富裕層」と「圧倒的多数の貧困層」に二極化する。それは亡国のシナリオです。食い止めようと思うならば、政策的に中産階級を保護するしかありません。
 野党はどこも「厚みのある中産階級を形成して、民主主義を守る」という政治課題については共通しているはずです。ですから、次の選挙では、「中産階級の再興と民主主義」をめざすのか「階層の二極化と独裁」をめざすのか、その選択の選挙だということを可視化する必要があると思います。

―― 中産階級が没落して民主主義が形骸化してしまったら、日本の政治はどういうものになるのですか。

内田 階層の二極化が進行すれば、さらに後進国化すると思います。ネポティズム(縁故主義)がはびこり、わずかな国富を少数の支配階層が排他的に独占するという、これまで開発独裁国や、後進国でしか見られなかったような政体になるだろうと思います。森友問題、加計問題、桜を見る会などの露骨なネポティズム事例を見ると、これは安倍政権の本質だと思います。独裁者とその一族が権力と国富を独占し、そのおこぼれに与ろうとする人々がそのまわりに群がる。そういう近代以前への退行が日本ではすでに始まっている。

■民主主義を遂行する「大人」であれ!
―― 今後、日本でも強権的な国家への誘惑が強まるかもしれませんが、それは亡国への道だという事実を肝に銘じなければならない。

内田 確かに短期的なスパンで見れば、中国のような独裁国家のほうが効率的に運営されているように見えます。民主主義は合意形成に時間がかかるし、作業効率が悪い。でも、長期的には民主的な国家のほうがよいものなんです。
 それは、民主主義は、市民の相当数が「成熟した市民」、つまり「大人」でなければ機能しないシステムだからです。少なくとも市民の7%くらいが「大人」でないと、民主主義的システムは回らない。一定数の「大人」がいないと動かないという民主主義の脆弱性が裏から見ると民主主義の遂行的な強みなんです。民主主義は市民たちに成熟を促します。王政や貴族政はそうではありません。少数の為政者が賢ければ、残りの国民はどれほど愚鈍でも未熟でも構わない。国民が全員「子ども」でも、独裁者ひとりが賢者であれば、国は適切に統治できる。むしろ独裁制では集団成員が「子ども」である方がうまく機能する。だから、独裁制は成員たちの市民的成熟を求めない。「何も考えないでいい」と甘やかす。その結果、自分でものを考える力のない、使い物にならない国民ばかりになって、国力が衰微、国運が尽きる。その点、民主主義は国民に対して「注文が多い」システムなんです。でも、そのおかげで復元力の強い、創造的な政体ができる。
 民主主義が生き延びるために、やることは簡単と言えば簡単なんです。システムとしてはもう出来上がっているんですから。後は「大人」の頭数を増やすことだけです。やることはそれだけです。

―― カミュは有名な小説『ペスト』のなかで、最終的に「ペストを他人に移さない紳士」の存在に希望を見出しています。ここに、いま私たちが何をなすべきかのヒントがあると思います。

内田 『ペスト』では、猛威を振るうペストに対して、市民たち有志が保健隊を組織します。これはナチズムに抵抗したレジスタンスの比喩とされています。いま私たちは新型コロナウイルスという「ペスト」に対抗しながら、同時に独裁化という「ペスト」にも対抗しなければならない。その意味で、『ペスト』は現在日本の危機的状況を寓話的に描いたものとして読むこともできます。
 『ペスト』の中で最も印象的な登場人物の一人は、下級役人のグランです。昼間は役所で働いて、夜は趣味で小説を書いている人物ですが、保健隊を結成したときにまっさきに志願する。役所仕事と執筆活動の合間に献身的に保健隊の活動を引き受け、ペストが終息すると、またなにごともなかったように元の平凡な生活に戻る。おそらくグランは、カミュが実際のレジスタンス活動のなかで出会った勇敢な人々の記憶を素材に造形された人物だと思います。特に英雄的なことをしようと思ったわけではなく、市民の当然の義務として、ひとつ間違えば命を落とすかもしれない危険な仕事に就いた。まるで、電車で老人に席を譲るようなカジュアルさで、レジスタンスの活動に参加した。それがカミュにとっての理想的な市民としての「紳士」だったんだろうと思います。
「紳士」にヒロイズムは要りません。過剰に意気込んだり、使命感に緊張したりすると、気長に戦い続けることができませんから。日常生活を穏やかに過ごしながらでなければ、持続した戦いを続けることはできない。
「コロナ以後」の日本で民主主義を守るためには、私たち一人ひとりが「大人」に、でき得るならば「紳士」にならなけらばならない。私はそう思います。
 

滞仏日記「哲学者アドリアンが語った、アフターコロナの力学」

 投稿者:  投稿日:2020年 5月10日(日)00時32分54秒 103.140.113.235
  JINSEI STORIES
滞仏日記「哲学者アドリアンが語った、アフターコロナの力学」 Posted on 2020/05/09 辻 仁成 作家 パリ
https://www.designstoriesinc.com/jinsei/daily-540/

某月某日、昼食後、息子に一緒に走ろうと提案したが断われたので、買い物がてら近所をぐるっと一周散歩することにした。駅前の行きつけのカフェに差し掛かると、月曜からの開店の準備に追われているカフェのテラス席に哲学者のアドリアンが座って葉巻を燻らせていた。よお、エクリヴァン(作家)、とアドリアンは言った。ぼくは彼の前で立ち止まり、よお、フィロゾフ(哲学者)と言った。
「何してんだ? 開店準備の邪魔だろ?」
「ちょっと休ませてもらっている」
アドリアンは大勢の人が歩いているのを見回し、
「この感じだと、月末には再びロックダウンになるな」
と言った。月曜日からロックダウンだというのに、パリはすでにロックダウンが解除されたかの人出である。家族連れ、老夫婦、カップル、犬の散歩、若者たちの小さな集まり、などなど…。まるでお祭りのような賑わいだ。マクロン大統領がこの光景を見たら、どう思うだろうね、とぼくらは冗談を言い合った。
「ところでフィロゾフ、この世界がどうなるか、君の意見を聞きたい」
とぼくは訊いてみた。ああ、とアドリアンは肯った。
「まず、いわゆる民主主義が一つの結末を迎えるかもしれないな」
アドリアンはいきなりこのようなことを言いだした。それはどういうことだ?
「結局、俺は二か月間、このロックダウンを目撃し続けて一つの結論に至ったのだ。それはロックダウンのような強制力で国全体を隔離するってことは、民主主義の国家には向いてなかったっていう結論だ。中国のような社会主義の国じゃないと、そもそも国民が従わない。武漢で行われたロックダウンとフランスのロックダウンは根本が違っている。こんな風に市民が自由に出歩いていたら、中国だったら軍隊が出てきて即逮捕だろう。でも、フランスでは出来ない。日本もだろ?」
「日本は法律的にフランスのようなロックダウンさえ出来ないんだよ。もっと緩やかな強制力の伴わない要請レベルのソフトロックダウンだから、旅行に行く人も出ている」
アドリアンが小さく頷きながら葉巻をふかした。


「新型コロナのようなウイルスを封じ込める能力は中国の方がアメリカよりも圧倒的に強いんだよ。トランプ大統領は選挙で勝つことしか考えてないから、彼の得意分野である経済がダメになることは彼にとって敗北を意味している。なので、こんな状態だけど、命よりも経済を優先させる。で、これはどうなるかと言うと最終的に今以上の物凄い感染者を出してしまい、コロナイメージの負の力でアメリカの経済活動の根幹をマヒさせてしまうことになる。デパートの相次ぐ倒産、航空会社の倒産、自動車業界の衰退、アメリカを支えてきた大きな産業が傾斜する。中国だけに製造業を任せてきた第二次世界大戦以降のつけがここに来て西洋諸国を揺さぶっている。マクロンやジョンソンやメルケルは気が付いてるけど、後の祭り感はある。製造業を自国に取り戻すにはここから何年もかかってしまう。マスクがいい例だ。コロナのワクチンを真っ先に開発するのはアメリカじゃなく中国だろう。中国は社会主義国だからそれが可能なんだ。アメリカにも国防生産法ってのがあって自動車会社に人工呼吸器なんかを作らせているけど、そういうレベルじゃおいつかない。国の集中力が違い過ぎる。それは民主主義がはびこり過ぎことによる副作用なんだよ。中国を社会主義と言ったけど、正確には、資本主義体制を大幅に取り入れた中国特殊社会主義国と言えるだろう。ここがトリックなんだ。アメリカの場合、国民一人一人の意見が壁になる。もちろん、俺は民主主義の恩恵でこんな風に自由に生きてこられたわけだけど、新型コロナのようなパンデミック脅威に、民主主義はあまりに脆かったということだ。世界のパワーバランスで考えると、今はまだアメリカが若干勝ってるように見えるかもしれないが、今後、間違いなくアメリカは中国に及ばなくなる。コロナが収束しはじめた途端、米中関係は逆転している可能性がある。ってか、元々、もうそうなることは免れない状態だった。いいか、それが早まりつつあるだけだ」
アドリアンは小さく頷いて見せた。


「で、EUを見てみよう。イタリアで感染爆発が起こった時、EU諸国はイタリアを助ける余力がなかった。俺たちはヨーロピアンとして結束しているかに見えたが、それは違った。今イタリアで渦巻いているのは、憎しみだ。イタリアの国民はEUの国旗を燃やしてる。EUに裏切られたとイタリア人は思っている。そこに医師団を派遣し、人工呼吸器を送ったのが中国で、イタリアはもともと中国に接近していたけど、アフターコロナの世界ではさらに両国の結びつきは強固になる。それはEUの弱体化、もっと言えばEUの一つの終焉の始まり、ということに繋がる。イタリアはG7のメンバーだけど、中国が中心になって作る新しいG7に参加することを選択する可能性がある。そこにはロシアなどが参加し、アフターコロナの世界の新しい秩序を作ることになるかもしれない。英国が離脱したEUを率いるドイツとフランスはこのバラバラになりつつあるEUを束ねることが出来るだろうか? 俺が思うのは英国、日本、米国が中心になってもう一極を作るかもしれないけど、弱いな。

アフリカで感染爆発が起こる時、アフリカ諸国はどの国に助けを求めると思う? すでに中国はアフリカのインフラを整備するために大勢の中国人と莫大な資本をアフリカに注入し続けてきている。アフリカを救うのは中国しかないんだよ。だから、WHOの事務局長がエチオピアの元大臣なのかもしれない。気が付いたら、中国は第二次世界大戦以降、しっかりと世界戦略を進めていたということだ。コロナ収束後の世界で、中国のような国がこの星で派遣を握っていくことになるかもしれないということだ」
アドリアンは空を見上げながら笑った。
 

ネコノメソウの仲間(完全編)

 投稿者:  投稿日:2020年 5月 8日(金)11時29分39秒 103.140.113.235
  ネコノメソウの仲間(完全編)
http://www.plantsindex.com/plantsindex/html/group/gp_chrysosplenium_perfect.htm
 

トゲハムシ類の棘とカメノコハムシ類の扁平縁の防衛機能を明らかにした論文

 投稿者:  投稿日:2020年 5月 1日(金)19時41分59秒 103.140.113.227
  はむしの@hamu_shino
https://twitter.com/hamu_shino/status/1256103139494617089
トゲハムシ類の棘とカメノコハムシ類の扁平縁の防衛機能を明らかにした論文.棘と扁平縁はそれぞれ異なるタイプの捕食者に対して有効であり,こうした機能的トレードオフおよび捕食者環境の多様性がカメノコハムシ亜科の外部形態の多様化に寄与したかもしれないという話.

Functional diversity and trade‐offs in divergent antipredator morphologies in herbivorous insects
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/ece3.6262
Abstract
Predator?prey interactions may be responsible for enormous morphological diversity in prey species. We performed predation experiments with morphological manipulations (ablation) to investigate the defensive function of dorsal spines and explanate margins in Cassidinae leaf beetles against three types of predators: assassin bugs (stinger), crab spiders (biter), and tree frogs (swallower). There was mixed support for the importance of primary defense mechanisms (i.e., preventing detection or identification). Intact spined prey possessing dorsal spines were more likely to be attacked by assassin bugs and tree frogs, while intact armored prey possessing explanate margins were likely to avoid attack by assassin bugs. In support of the secondary defense mechanisms (i.e., preventing subjugation), dorsal spines had a significant physical defensive function against tree frogs, and explanate margins protected against assassin bugs and crab spiders. Our results suggest a trade‐off between primary and secondary defenses. Dorsal spines improved the secondary defense but weakened the primary defense against tree frogs. We also detected a trade‐off in which dorsal spines and explanate margins improved secondary defenses against mutually exclusive predator types. Adaptation to different predatory regimes and functional trade‐offs may mediate the diversification of external morphological defenses in Cassidinae leaf beetles.

抄録
餌生物種の形態学的多様性は、捕食者と餌生物の相互作用に起因していると考えられる。本研究では、形態操作(アブレーション)による捕食実験を行い、アサシンムシ(刺す)、カニグモ(バイター)、アマガエル(ツバメ)の3種類の捕食者に対する背板棘と説明縁の防御機能を調べた。第一次防御機構(発見や同定を防ぐ)の重要性については意見が分かれた。背側に棘を持つ無傷の脊椎動物は刺客虫やアマガエルの攻撃を受けやすいが、説明縁を持つ無傷の装甲動物は刺客虫の攻撃を避けやすい。第二次防御機構(服従防止)を支持するものとして、背ビレはアマガエルに対する物理的防御機能を有し、説明縁は刺客虫やカニグモに対する防御機能を有していることが示された。これらの結果は、一次防御と二次防御のトレードオフを示唆している。背側棘は二次防御機能を向上させたが,アマガエルに対する一次防御機能を弱めた。また、背ビレと説明余白が相互に排他的な捕食者タイプに対する二次防御を向上させるというトレードオフも検出された。異なる捕食環境への適応と機能的なトレードオフが,カミキリムシ類の外部形態的防御の多様化を媒介している可能性がある。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

Figure 1
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Dorsal aspects of spined prey (Dactylispa issikii, upper) and armored prey (Cassida sigillata, lower) used in predation experiments. Scale bar, 1 mm
 

Pleurophyllum criniferum

 投稿者:  投稿日:2020年 4月26日(日)03時27分53秒 103.140.113.240
  Pleurophyllum criniferum
https://collections.tepapa.govt.nz/object/1426261
 

Pleurophyllum speciosum

 投稿者:  投稿日:2020年 4月26日(日)03時23分27秒 103.140.113.240
  Pleurophyllum hookeri Macquarie Island
http://www.tobiashayashi.com/blog/2018/1/11/megaherbs

http://www.antarctica.gov.au/living-and-working/stations/macquarie-island/this-week-at-macquarie-island/2013/this-week-at-macquarie-island-8-february-2013/5

Pleurophyllum hookeri Campbell Island
http://www.tonywhitehead.com/wildlight/2016/06/campbell-island-megaherbs/

Blbineiia rossii
http://www.lo-naturephoto.se/Bildspel2014/oceanianewzealandsubantisnalndsmiscellaneous.html

Celmisia semicordata (Mountain Daisy)
https://www.citscihub.nz/Phil_Bendle_Collection:Celmisia_semicordata_(Mountain_Daisy)
 

Pleurophyllum speciosum

 投稿者:  投稿日:2020年 4月26日(日)02時27分42秒 103.140.113.240
  Campbell Island, New Zealand
Campbell Island daisy, Pleurophyllum speciosum
https://dissolve.com/stock-photo/Campbell-Island-daisy-Pleurophyllum-speciosum-Campbell-Island-rights-managed-image/102-D1024-60-403

https://blog.teara.govt.nz/2014/07/28/freshwater-invertebrates-of-campbell-island-revealed/

http://www.nzplants.auckland.ac.nz/en/about/seed-plants-flowering/asteraceae/pleurophyllum-speciosum.html
 

アリウム属はヒガンバナ科に?

 投稿者:  投稿日:2020年 4月25日(土)16時24分13秒 103.140.113.240
  ユリ科とヒガンバナ科の子房位置について
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=3816&key=&target=
単子葉植物の進化について、知りたいと思っています。質問内容についてAPG分類以前は、前者は子房上位で後者は子房下位と理解していました。APG分類以後に変わっていますか。できましたらネギ属などを例にとって教えていただければ嬉しいです。

回答を基礎生物研究所の長谷部先生にお願いしました。分類群もDNA解析による系統の解析を加味して少しずつ改変されているようです。

【長谷部先生の回答】
被子植物の系統関係がほぼ明らかとなり、子房の位置は子房下位から子房上位、あるいは、子房上位から子房下位へといろいろな系統で何回も繰り返し進化したことがはっきりしました。また、科に含まれる属もいろいろ変わりました。現在、ユリ科はウバユリ属、ツバメオモト属、カタクリ属、バイモ属、キバナノアマナ属、ユリ属、チシマアマナ属、タケシマラン属、ホトトギス属、チューリップ属などのみを含むと考えられています。これらは全て子房上位ですので、ユリ科が子房上位というのは正しいです。ユリ科はユリ目(目は科の上の分類群)ですが、ヒガンバナ科はクサスギカズラ目に属することがわかりました。ヒガンバナ科は共通の祖先から、最初にムラサキクンシラン(アガパンサス)亜科が分かれ、その後、ネギ亜科、ヒガンバナ亜科に分かれたことがわかってきました。ムラサキクンシラン亜科は子房上位、ネギ亜科も子房上位ですが時に少しだけ子房を花被が覆うことがあります。そして、ヒガンバナ亜科は子房下位です。ネギ亜科の中ではネギ連(ネギ属のみを含む、連は属と科の間の単位)が最初に分かれ、次ぎにツルバキア連(ツルバキア属などを含む)とギリエシア連(ハナニラ属などを含む)が分かれました。これら3連はどれも子房上位ですが時に少しだけ子房を花被が覆うことがある点で共通です。以上より、ヒガンバナ科には子房上位の属(ムラサキクンシラン亜科とネギ亜科)と子房下位(ヒガンバナ亜科)の属を含むことになります。

 長谷部 光泰(基礎生物学研究所生物進化研究部門)
 

関東人と関西人は遺伝子から違う?日本人は8つの遺伝的グループに分かれているという研究

 投稿者:  投稿日:2020年 3月31日(火)19時42分50秒 103.140.113.241
  https://nazology.net/archives/55425?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

point
日本人は8つの遺伝的に異なる亜集団にわかれている
地域的な遺伝差は身長や薬の効き目に影響する
8つの亜集団の全てが沖縄にルーツを置いている

図1
私たち日本人は8つの遺伝的な亜集団にわかれていることがわかった/Credit:Nature Communications

これまでの研究によって、人種間の遺伝子には少なくない違いがあることが明らかになってきました。

熱さへの耐性、寒さへの耐性、渇きへの耐性、低酸素環境への耐性など、様々です。

医薬品の効き目などもその一つであり、人種によってかなり効果が異なることが明らかになりつつあります。

しかし最近の研究により、同じ国に住む同じ民族でも、地域によって薬の効き目などが異なることがわかってきました。

そのような地域差は文化に由来するものだと考えられてきましたが、十分な科学的根拠は存在しませんでした。

そのため今回、日本人の研究者によって国内における、大規模な地域間の遺伝子の差が調べられることになりました。

予想が正しければ、地域間の遺伝子差は(人種程ではないにしても)身体的な差にも大きく影響しているはずです。

ただ地域差は人種差に比べて違いがわずかであり、これまでのような人間の認識力だけでは区別できません。分析にあたってはAIによる機械学習を応用することになりました。

その結果、日本人は遺伝的に8種類に及ぶ多様な遺伝的グループに分かれていることが判明しました。

日本人は思ってたよりずっと、単一ではないようです。

研究内容は大阪大学の坂上沙織氏らによってまとめられ、3月26日に権威ある学術雑誌「nature/communications」に掲載されました。

Dimensionality reduction reveals fine-scale structure in the Japanese population with consequences for polygenic risk prediction
https://www.nature.com/articles/s41467-020-15194-z

AIによって判明した8つのグループ

図2
関東人と関西人は微妙に遺伝的に異なっているが、沖縄人との違いはさらに際立っている/Credit:Nature Communications

私たち人類はアフリカで誕生した後に、地球上の様々な場所に移住し、その地域にあわせた遺伝的特質を獲得してきました。

そのため、ある人種に効果があった薬が別の人種では効果が薄い、ということが少なくない頻度で起こりました。

しかし近年になって、日本の中でも薬の効果が地域によって僅かに異なることがわかってきました。

これまでは、そのような些細な地域間の医療効果の差は、主に食文化をはじめとした文化的な要因のためとされてきました。

ですが今回、17万人にもおよぶ遺伝データを、AIによる機械学習を応用して調べた結果、同じ日本人の中にも8つの異なる亜集団が存在すると判明したのです。

またこれらの差を二次元の画像に落とし込んで可視化した結果、九州と北海道の一部、及び沖縄の方々の遺伝子が、特にユニークな遺伝子集団を築いていることが判明しました。

さらに遺伝的な差が身体においてどのように影響するかを測定した結果、遺伝的な地域差が平均身長の地域差とも一致することがわかりました。

地域の遺伝子の差は確かに僅かですが、それでも身長差のような明白な違いをもたらしていたのです。

このことから、疾患リスク及び薬の効き目の違いが必ずしも、文化的な影響に支配されているのではなく、地域ごとの遺伝的な差にも影響されていることが示唆されました。


日本人の起源解明:8つのグループが全て沖縄の島々に濃縮されていた

沖縄人の詳細な分析を行った結果、8つのグループ全ての遺伝痕跡が内包されていた/Credit:Nature Communications

また、さらに詳細な分析を沖縄グループに対して行った結果、8つのグループの全てが、沖縄の島々に濃縮されていることがわかりました。

これは日本人の8つのグループ全てが、何らかのルーツを沖縄に持つことを示唆します。

これは既存の説、つまり、まず縄文人が南アジアを経由して日本に入り、その後、弥生人が入って全国に拡散したとの説と矛盾しません。

私たち日本人は複数のルーツと、その後の遺伝的な適応の結果、さらに複数の亜集団にわかれていきました。

これらの遺伝的な差は、地域に住む人々の気質にも影響している可能性があります。

関東人と関西人のノリが合わなかったり、旅先でアウェーになったりするのも、遺伝子の違いによる気質差が混じっているのかもしれませんね。
 

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